インバウンドイベントで市内製造・生産品しか売ら(せ)ないのはもったいないじゃないか

PTAや自治会には関わらない私ですが、今週は市の某課に頼まれてボランティアで地域イベント立ち上げに関する打ち合わせに呼ばれております。

上手く行けばメカデザイナーズサミットと並ぶ稲城最大のインバウンドイベントになるかも(地域内での動員イベントなら市民まつりとかレンゲまつりがあるけど)。

メカデザイナーズサミットは400人から500人は人を呼べているのに、その人たちに刺さる高単価高利益率の商材を売り場(=会場)に展開出来ていないので、たぶん運営費は持ち出し状態。

何故商材展開が出来ていないのかと言うと、稲城市や商工会がこういうところで思いつく商材が、

「市内生産・製造の品!」

になってしまっているから。結局、市内で取れた果物で作ったお菓子やお酒、あとは焼き立てパンくらいしか出せない。

しかしよくサプライチェーンを見れば、市内製造のお菓子だって原料の小麦だの砂糖だのは市外で栽培されているわけだ。

とすれば、我々のように、デザインと営業部門が稲城市内、製造は市外という商材を扱っている事業者と実はバリューチェーンのありようは大して変わらない。

どこで付加価値を作っているのかという視点で見た時、「製造」や「栽培」が市内になければ稲城のものと認めないというのはまさに視野が狭い。工業製品であれば最も付加価値を大きく作れるのはデザインなのだから、デザインが市内で売上に課税出来るのも稲城市であれば、稲城市のものと認めて、地域イベントで売らせて欲しい。

だってお菓子やパンと工業製品だったら、利益額も単価も大抵は後者のがデカいんだよ。郊外や田舎の道の駅と違って稲城へのインバウンドは電車も多いんだから、農産物をいっぱい買って持ち帰るわけにもいかんのだし。

・・・そうならないように、このプロジェクトでは「稲城市に納税するけど商材は市外で製造している事業者」がちゃんと商売出来るような建付けを準備する。

それが私のミッション。

よろしく。