大仙陵古墳の造営費用の算出方法を息子と話し合う。ダンプはおやつに含めるか。

北朝鮮の巨大ホテル(未完成)の映像を見た息子が
「こんなの作らす奴は古墳時代の豪族みたいな権力持ってるんだろうなあ」
だなんて社会科学っぽいことを言い出したので、なんだどうした熱でもあるのかと詳しく聞いたら、今ちょうど社会科で日本史の古墳時代をやっていて、大仙陵古墳(いわゆる仁徳天皇陵)の工期や延べ作業人数、総費用の話が出てきたんだと。
「日本史はまあまあ面白いよ。」
おおおお、文学部史学科卒の父ちゃん、その言葉を待っていたんだよ。11年間。
「ちょっと資料を見てみよう」
と朝食の間でもランドセルから教科書を出してきます。
うちは食事中にこういう学術的な議論になることが多々あって、息子はすぐに自分の部屋に駆け込んで図鑑や本を持ってきて資料を確認します。とても良い習慣なので推奨しています。
えーと、延べ人数が何人、完成まで何年・・・
A「その総費用ってどうやって算出したんだろうな? 1日あたりの人件費を今の値段で出してそれを単純に述べ人数にかけたのか?」
B「それだと表面に並べる石の調達費用が入らないし、埴輪を焼くコストもかかるんじゃね?」
A「何を基準にして現代の貨幣価値に換算するかで結構変わるぞ。石材の運搬費用だって、ダンプで運んだことにして計算するのか、手運びで計算するのか」
B「この時代にダンプは無いだろう」
A「でもこういう計算では、ダンプ使ったことにするというのも一つの選択だからな」
※クイズ:AさんとBさん、どちらが私の発言でしょうか
ともかく、実際に前方後円墳を見てみたいそうなので、亀甲山古墳(田園調布)を近々見に行くことになりました。
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