経済学と小学生、そして仮面ライダー玩具

今日はcoderdojoを午前と午後で別々の会場ハシゴ。

途中で時間調整のために立ち寄ったブックセンターいとうでは、仮面ライダーフォーゼの絶版おもちゃを発見してお年玉の残りで買っておりました。

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昨日も浅草で仮面ライダービルドのおもちゃの箱ズレ見切り品を格安でサルベージしてきてたし、ブレません。


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右側のツインブレイカーがサルベージ案件。帰宅後は早速ビルド29話を復習してました。ビルドがバックトスしたフルボトルがグリスのツインブレイカーにそのまま刺さってリモコンブロスを倒すというエモい演出!


その後、車を入れた駐車場の近所に調剤薬局があったんですが、息子がいきなり

「父ちゃん、薬って儲かるの?」

と質問。

「そりゃ儲かるよ。世界には巨大製薬企業がいっぱいある。あんな小さいのに凄い値段で売れるから、倉庫代タダみたいなもんだしな(ちょっと盛っている)」

と答えると。

「そんなに儲かってるなら困ってる人たちも助けてるの?」

更に追及が来た!

「ある程度はやってるけど、やり過ぎると株主に訴訟起こされるからほどほどだな。」
「何で訴訟起こされるの?」
「儲かった分は次の儲けのために投資するか、株主に還元しないといけないんだよ。」

※株主代表訴訟のことです。

「なにそれ、自分たちだけ儲かってれば良いってこと? それはおかしいよ! 世界のみんなが幸せじゃなきゃ!!」
「アメリカは特に儲けを重視するからなあ。」
「なんで?」
「もともと、頑張って働いていっぱい儲けた人が偉いって宗教をもとに作った国なんだよ。ところがそれがいつの間にか、どんなやり方でも儲かってればそいつは宗教的に正しいって話になってきたのが今のアメリカだ。」

※マックス・ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』参照のこと

「へえ~。じゃあ日本は?」
「日本は頑張って働いてもいっぱいお金貰うのはおかしいっていうキモい文化。」
「バッカじゃないの!? お金は使うためにあるんだよ。お金をみんなが使わずに溜め込んだら経済が回らなくなるんだよ。日本なんか個人と会社が使わずにためてるお金を全部縦に積んだら宇宙に届くんだからね。」

そこまで言われたら仮面ライダーおもちゃを買い漁るのを止めることは難しい・・・恐るべし。