何故、息子があそこまでミニ四駆に入れ込むのかの理由を、昨日の帰りの車の中で話してもらった結果、以下のようなことがわかりました。
1) 創作の楽しみがある
2) 買い物の楽しみがある
3) コミュニティの楽しみがある
まず1。あんなものではありますが、シャーシの選択肢もパーツの選択肢も非常に多いので、競技車両のデザインとチューニングの幅が極めて広い。また、突き詰めていくとコースによってセッティングが変わるので、正解というものが無い。それぞれの好みと思想と得意技と経済力から導き出された個別解しかありません。これを深めてゆく楽しみ。
つぎに2。パーツが安いので、2000円もあれば悩みに悩んでその日のチューニングを追求出来ます。大人のようにいくらでも予算があると逆に、自分にとって何が必要なのかが見えてこないようです。
そして3。レベルは様々ですが、マニア同士の現場での情報交換は常に行われています。息子も最近は小さい子のセッティングを手伝ってやったり、チューニングのアドバイスをしてやったり、逆にハイレベルな大人に意見を聞きに行ったり。もともと人見知りしない性格なのが役に立っていますね。
要するに、限られた資源を駆使し、周囲の協力を獲得して、PDCAを回しながら、自ら設定した目標に近づいてゆくというプロセスを体験出来る。
連れていく方は1日潰れますが、SAPIXとか日能研に時間とカネを使うよりも、息子の長所を伸ばしてやれるんじゃないかとは思っています。