0から1かどうかは知らないが安請け合いしてやり切ることは大事かもしれない

ここしばらく「0から1を作る仕事」というフレーズについて考え続けております。

先日確認したように、研究者として言えば「そんな仕事はニュートンでさえ出来なかったんやで?」で終了なんですが、そういう原則論を一旦ワキに置いて周囲を見回した時、仕事への関わり方の点で三つくらいの類型があるような気がして参りました。

1) 上司や先輩に習ったことを忠実に(あるいは適当に)回している人

2) 上司や先輩に習ったことを別の場所でゼロから立ち上げられる人

3) 世の中にまだ概念レベルから存在していない商材やサービスを、その辺にあるものを継ぎ接ぎして足りないとこだけ取り敢えず作って、何とか形にしちゃう人

1については説明は不要として、2は例えばA社で新しい部門の立ち上げに関わった人が、B社に移ってほぼ同じような内容の部門の立ち上げの責任者として動くというようなケースです。3は「ギターの音をさらにでっかくするには弦の振動を電気信号に変換したらイケるんじゃないの?」と思いついてそれを銅線とボビンと磁石とアンプの継ぎ接ぎで実現させたジョージ・ビーチャムみたいな・・・・。

多くの人は1のレベルで留まり、一部の優れたリーダーが2や3に変化していくんだと思います。その最初のきっかけは無茶振りとか安請け合いかもしれません。背伸びや見栄かもしれません。

1を脱して2や3に進みたい人は、無茶振りされた時に「それ、習ってないので出来ません」とは言わずに、自信が無くても背伸びして、見栄を張って安請け合いして、裏で冷や汗ダラダラ流しながら必死に付け焼き刃をする。そんなヤバイ橋を五つくらい渡ってみると、自分が昔とは違う人間になっているのを発見出来るんじゃないでしょうか。

弊社は先週はOGに2の無茶振りをしてニヤニヤしていたら直後に先輩から3の無茶振りが降ってきて人を呪わば穴二つ。