夢の職場でなくとも、公明正大な職場ならば、それは御の字ではないか

今日は教え子が働いている会社に商談に行って参りました。

2ヶ月前に、そちらの社長に元ゼミ生を一人採用していただいたんで、その御礼を申し上げるのも兼ねて。

会議室に案内していただいたら、すぐに教え子がやってきて、近況報告してくれました。私が最後に彼を見たのは卒業式の日の夜なので、それ以来。あれから1年半経ちますが、まあまあ良い表情になってきたなと思います。

彼を社長にご紹介する際に何度も何度も念押ししたのは、「もうフラフラするのは終わりにして、ここで一人前になるまでやれ。一人前というのは独立出来るくらいの力を身につけるという意味だ。そこまで修行出来るかどうかで、お前の人生は変わる」ということ。そして社長には、やつにその覚悟が確認出来なければ落として下さいと、これも何度もお願いしました。

世の中、やって楽しくて好きになれて収入も良くて・・・という理想の仕事をいきなり手にすることが出来る人なんか殆どいません。やはりどこか、きちんと育ててもらえる場所で腰を据えて専門性を身につけないと、やれる仕事が大きく深くなっていくことは無いし、その「場所」を探してさまようのは27くらいまでがタイムリミットなんじゃないかと思ってます。

夢の職場でなくても、公明正大な職場に巡り合えれば、それはまあまあ運が良い。これは見落とされがちなことですが、大事です。

別れ際には

「お前、2年や3年でここ辞めたら殺すからね? そのクビにぶら下がってるその紐で。」

と励まして来ました。

あと、出来れば一度くらいは大チョンボをやらかしてクライアント様から社長連れて謝りに来いや~~~という呼び出しが届く経験を積ませていただくと、良い感じに焼入れが出来て芯が通るんじゃないかと期待(・∀・)ニヤニヤ