すごいなあ。
さっき連絡があって、某社グローバルHQでの副社長プレゼンで我々の企画書は高評価、更に先のプロセスに進んだって。業界的に言うとこれ、チャンピオンズリーグファイナル進出みたいなもんですよ。
我々が用いたのは社会学の質的・量的調査。そこから仮説を構築し商品デザインを作った。
私が学んだのは立教大学と金沢大学。そして立教大学での教え子たちと組んだチームでチャンピオンズリーグファイナルまで行けた。
はっきり書くけど私は二次関数の方程式を解けない人間ですよ。プログラムも書けない。統計も知らない。英語の読み書きは出来るけどもね。ピカピカの超エリート大学に在籍していたことも無い。でも自分の得意な武器は持っている。
武器になったのは自然言語による対話で相手の思考を刺激し、それまで言語化されていなかったものを言葉として引き出すスキル。そして、それらを論理的に分析し、まとめ、相手に応じて最適な伝え方で伝えるスキル。
このスキルを使って情報とスキルのハブになり、様々な分野の尖ったスキルの持ち主を集めて、円滑にコミュニケーションしてもらって、それぞれのベストパフォーマンスを出してもらって、最後にスピアヘッドを鍛造して刃を付けて研ぎ上げて担当営業さんに渡した。
大事なのは、色々な人間が集まって力を合わせたら勝ち上がれたってことなんです。学歴だって高卒の方から博士までいたし、演劇学校や音楽学校に通ってた人間もおった。国籍もエスニシティも多種多様。
これからは統計が出来ないとダメとか、英語は出来て当たり前とか、MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政の各大学)以下の入試難易度の大学の卒業生には仕事が無くなるとか、数学や論理やコンピュータの使い方を知らないのは異常とかね。そんなこたあ無いですよ。
琉球大学の河野真治さんの豪快な断言。
この人も新井紀子と同じく東工大のご出身。
東工大、まともな卒業生ももちろん居ます念の為。
みんな得意不得意好き嫌いあって良いんです。そんな人たちをまとめるのがリーダーであり、そのためのスキルがマネジメント。でなければリーダーは何のために居るのか。リーダーという言葉は何故生まれたのか。
人生こうでなければならない、人間これが出来ないと仕事がない。そんなこたあねえっす。何とかなるもんだよ。東工大卒業生の吹かしに幻惑されるな。あれが出来なくてこれも出来なくても、それが出来るなら、それを目一杯アピールして、リーダーに発見してもらえば良いのだ。
いつも言っているでしょう。
自分の力を信じろ、仲間の力を信じろ、未来を信じろって。