学部卒でブランド企業に入った人がブランド企業のブランド力でコンサルタントをやっておられて、マクロ経済のかなり複雑なテーマについて自信満々で雑な主張を展開されるので、その根拠になる数字はどんな論文に出ていたのですかとお尋ねした。
すると、グーグルスクロールで出てましたとおっしゃる。
グーグルスクロールとは何か。世界のグーグル様が曲がる液晶を利用して開発した巻物タイプの学術専用特殊端末なのか。
で、よくよく聞いてみたらグーグルスカラーのことだった。
普通は論文の書誌情報を出してくるはずなのだが(グーグルスカラーとは学術論文検索用のサーチエンジンである)。
アカデミックなバックグラウンドの無い人でも、ブランド企業のブランド力と舌先三寸のハッタリさえあればコンサルタントとしてマクロ経済について語れるのだ日本では。
NTTブランドはまさに不可能を可能にする魔法なのだなと感心することしきりであった。出るところに出れば徳川光圀公の葵の印籠並みの幻惑力があるのだ。すごいや。
俺もNTTグループのどっかの会社に入れてもらえないかな。