○○さん
卒業おめでとうございます。
○○さんは私が立教で最初に教えた世代ですし、特に優秀だった何人かの一人ですから、いまだに印象に残っています。そして○○駅を通るたびに「相変わらず○○さんは違法駐輪してるのかなあ」と思い出します。もうしてないよね?
○○さんくらいの力があればノー内定はあり得ないと思っていましたが、就職もなかなかの所に決まったとのこと(特に立地が良い! ・・・・停電くるけど)。基礎演習がお役に立ったのならば、嬉しいです。 とはいえ、今年度初めて専門演習も持ってみて驚いたのですが、やはり現代文化学科の学生の底力には凄いものがありますね。基礎演習と同じように徹底的に鍛えたら、やっているこちらが驚くくらいに皆、成長してくれました。教えている私が何度か感動して泣きそうになったくらいです。○○さんももっと上手く育ててあげられたのではないかと、少し後悔しています。
さて、社会人生活は学生生活の10倍の長さがあり、山有り谷有りですが、○○さんは素晴らしい力を持った若者に育っているはずですし、更に10年後、20 年後の本物の実力をつけた○○さんの力を必要としている人たちは沢山います。○○さんなら、何十人、何百人、何千人の人たちを仕事を通して幸福に出来るはずです。頑張ってください。
あの年度の私の基礎演習履修者で無事卒業出来た他の連中にも、つてがあれば伝言をお願いします。
「就職はゴールじゃないぞ。社会に出てから何をするかが問題だ。そして人間の価値は会社の名前や給与明細の数字の大小ではなく、どれだけ他人に幸福を与えられたかで決まる。君らには抜群の能力と大きな可能性がある。諸君の奮闘を大いに期待してます。
稲城の私の家には現代文化学科の学生たちがしょっちゅう遊びに来てパーティーをしてるので、皆さんも時間があったら是非、遊びにきてください。それでは、これからは立教大学校友として、つまり仲間として、よろしくお願いします。」
加藤晃生