ふと思い立って「水星の魔女」3話「グエルのプライド」(プロローグがあるので実質4話め)を見直した。
1話でこれはスレッタとミオリネのシスターフッドの物語という(当面の)方向性が示されて、3話は二人の2回目の共闘がジェターク寮のリベンジマッチを撃退した回。
4話で再度スレミオ共闘があってスレッタの地球寮加入、5-6話がエラン4号エピソードで、7話で株式会社ガンダム設立。11話でシスターフッドからデミロマンティックに移行・・・となる。
オルフェンズも4話まで来たらもうこれは辺境の児童労働者たちがガンダムを手に入れて自分たちの生きる場所を手に入れようとする話ですというのがわかっている。
ジークアクスは4話まで来てもまだ何の話なのかわからん。もしかしたら「ファーストガンダムとエヴァンゲリオンからの引用元ネタをみんなで探して盛り上がるためのサンライズ公式アニパロ」以外の中身は本当に何も無いんじゃないかと疑っている。
製作チームの最高幹部のメンツを見ると、その可能性は小さくないと思う。
ちなみにAnimetrenzの作品ランキング、ジークアクスはわずか1週のトップ10滞在で沈降。

MyAnimeListの主なガンダムの数字は
オリジン 8.32
オルフェンズ 8.23
ユニコーン 8.09
水星の魔女 7.9
Z 7.88
SEED 7.74
ジークアクス 7.58
ZZ 6.66
参考
SSSSグリッドマン 7.13
グリッドマンユニバース 8.06
グレンラガン 8.64
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 8.68
ガールズバンドクライ 8.38
ぼっち・ざ・ろっく! 8.75
リコリス・リコイル 8.15
ZZは論外としてジークアクスはガンダムとしてはかなり低め。
8を越えたら歴史的名作クラスと見て良いんだけど、これからどこまで伸ばせるかですね。
ジークアクス、ランキング的にはこちらでもズブズブ下位で今、37位。キャラ人気も全く出ていない。賛否両論という意味では同じだった水星の魔女のスレミオにすら遠く及ばない。
庵野秀明と鶴巻和哉がやっているポモ演出が新しかったのは25年前で、今は懐かしの古風演出。国際ランキングで上位取っている作品、今季だと薬屋、ウィンドブレーカー、ウィッチウォッチあたり。

アン・シャーリー、ロックは淑女の嗜みでして、九龍ジェネリックロマンスあたりがこれを追う展開。

もともと庵野秀明はポモ引用・変形の達人ではあっても人の心を正面から動かすものは若い頃のナディア、トップ1しか作っていないし、彼が本当にやりたいものはポモだろうから、このままイマイチな数字で行くのかな。