ウェブデザインとブランディングの切っても切れない関係

先月からとあるアーティストのウェブサイトの根本的な再構築(サーバ移転・CMS入れ替え含む)をやっているのですが、今回はちょっと面白いやり方で、アーティスト本人がウェブデザインも基本から学べるようなコーチングという形で進めるスタイルを試しています。

実はその方、以前にフリーランスのウェブデザイナーに何度かサイトを作ってもらったのですが、改修したくなっても音信不通で別の人を探す、というのを繰り返してきたそうで、だったらあなた自身がサイトをいじれるようになるのが良いですよというご提案で。

本当にゼロからサーバ契約だのCMSインストールだのネームサーバー書き換えだのという、超メンドクサイところもコーチングして、今は最後の仕上げでコンテンツのブラッシュアップ中。

(個人的感想として以前にサイト作ったという人たちはウェブマーケティングやUI/UXデザインのことほんっとうに何も勉強してねーなというのはあった)

で、今までみたいに「とりあえず必要な情報はウェブサイトのどこかに上げてあります」というのではなく、顧客動線とかセルフブランディングを意識したサイトデザインにしていくと、やはりどうしても「私の売り、特徴、強みはなに?」「私に仕事を依頼してくる人の目線で考えると、どんなサイトデザインが親切?」ということをひたすら考えてもらうフェイズが訪れます。

そのアーティストは教える仕事も多いので、「あなたが作品を仕上げていく上での理論・システムはどうなっていますか? それを生徒さんに対するレッスンにブレイクダウンして実装すると、どういうメソッドになりますか?」という話をしているところ。

で、プロジェクト開始前より遥かに、アーティストとしての強みとか、教育メソッドの言語化の解像度は高まっています。

それらをサイトデザインという形で完成させるまで、もう少し!