きれいなもののちからについて。

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昨日のクローズドセミナーは近年記憶に無いくらい興奮したものでした。本編はご紹介出来ませんが、私の冒頭の挨拶だけ。
「みなさん、人類がモノを綺麗に飾るということを始めたのはいつかご存知ですか?
30万年前です。もう滅びてしまった、我々ホモ・サピエンスとは別の人類が貝殻に模様を彫った。それが始まりです。
モノを綺麗に装飾するという行動には重大な意味があります。なぜなら、それは食料生産には何の役にも立たないからです。そんなことをするのは人類だけなんです。
それから30万年。今、我々人類はモノを綺麗に装飾するという行動に膨大なリソースを投入し続けています。それは人と動物を分ける部分であり、人が人であるということの根源に結びつく行動なのです。だからこちらの会社が手がけている、加飾というビジネスは、人の根源に結びつくお仕事であり、良い物を作ればそこには沢山お金を出してもらえるはずなんです。
最後にこのお皿を見て下さい。
これは5年前、私がゼミ指導から引退した時に買いました。1万円です。綺麗だから1万円出しました。
そこに最後のゼミ生たちにもらった花束から落ちた花を置いて私は考えました。
もう教える仕事はやりつくした。これからは、こういう綺麗なものを作る仕事をしよう。この世界に行こう。
それが5年前です。
そして今日、このお皿をプロデュースされた方のセミナーの企画をしてこうしてしゃべっています。
5年間でここまで来ました。
綺麗なものには、人にそれだけのエネルギーを与える力があります。
今日このセミナーで勉強して、更に綺麗な世界の高い場所にお互い上って行ければと思っています。」