私は「~である理由」「3位はなんとか、2位はなんとか、1位は?」「~をネットが賞賛」というようなタイトルの記事はクリックしないのですが、ああいうのを好んで読む人がとても多いことは事実なんだと思います。
(出典)
これはなーロッパ異世界ラノベが圧倒的に好まれるのと同じで、脳が疲れないから。
大衆は新しいこと、理解にエネルギーが必要なことは基本的に拒絶します。多分、「知っていることが92%、新しいことが8%」くらいのさじ加減でないとダメなんだと思います。
(仕事のやり方を変えましょうといったときの壮絶な抵抗を思い出す方も多いのではないでしょうか)
大衆は、という言い方に問題があるならば「普通の人は」自分が知っていることを補強してくれるもの、自分がこうだと思っている世界のありようを補強してくれるものを求めているんです。
それは多分、動物としての本能で、新しいものや理解不能なもの、未知のものを求めて動き回る個体の方が異常なんです。
正しいのは大衆。
で、自分は少なくとも知性のありようが大衆とは全く違うから、大衆の好むものは見ない・読まない方が良いし書けない、ということを認めてしまえば、あとはお互いに交わらないように生きていけば良いだけなので楽です。
世界は、それが可能な程度には広い。