京成線沿線にある「ときわ書房」という本屋の店員さんが、本や雑誌を重版する時に、最初にSNSに告知するのは止めろとTwitterで主張本や雑誌を重版する時に、最初にSNSに告知するのは止めろとTwitterで主張して、議論になっています。
この記事では「同意多数」とありますが、それは同意系ツイートだけ拾っているからで(ときわ書房の店員さんは批判ツイートはあっという間にブロックするし)、賛否両論です。
賛成意見としては
「書店に情報が入っていない段階で予約しに来られても、重版されるかどうかわからないから予約を受けられない」
「重版されることはわかったとしても、取り次ぎ(問屋)を通すので、予約を受けた分、確実に仕入れられるかわからない」
と。これは書店と取り次ぎからの声ですね。
批判としては
「取り次ぎや書店がSNS時代に対応した仕事のやり方になっていないだけ」(大意)
というものがあります。
私は家電やカメラの販売員を3年間やってましたが、(ビックカメラ池袋東口店とかキムラヤ新橋烏森口店のような大きな店でも)確実に取れるかどうかわからない品というのは当時もありまして。
CANONがAPSのコンパクトカメラ出した時とか。なんだっけあれ。IXYか。あれなんか
「確実にお渡し出来るかどうかわかりませんが、先着順でお取り置きしておきますので、こちらにご連絡先をおねがいします」
って対応でしたね。
本屋や取り次ぎが「店頭予約受け付けしたものは絶対に確保しないといけないからSNSで告知する前に色々知らせろ」という発想になるの、私には不思議に思えます。
今回はMyojoという雑誌の重版がきっかけでしたが、雑誌なんか1ヶ月しか売らないんだし、品切れで買えないって悲鳴がSNSに溢れているそのタイミングで告知しないと
・お客さんの熱気を冷ましてしまう
・お客さんの不安や飢餓感を長引かせてしまう
・転売ヤーを野放しにしてしまう
など、出版社にとってもお客さんにとってもデメリットが大きいはずです。
リアル書店が消えていっている原因の一つに、こうした昭和から変わらない商売のやり方があるのではないかと、ふと思いました。
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