ほぼ日刊イトイ新聞においてゲーデルの不完全性定理に第三の定理が付け加えられる

「あ、ちなみに、(プロジェクトで)私失敗したことないんで」の名言で知られる新井紀子先生。著書の大ヒット、それを受けての旧著の再販と向かう所敵なしの勢いで、ついに「ほぼ日刊イトイ新聞」に登場。

糸井重里・早野龍五との鼎談という、圧倒的な宣伝の場を手に入れてもはやこれまでかと思われた時!!


イメージ 1


ゲーデルの不完全性定理について妙なことを言い出して小飼弾からツッコミが入るの巻。

イメージ 2

他にも新井紀子式ゲーデルの不完全性定理に疑問を呈する声は幾つか。
イメージ 3
イメージ 4
イメージ 5
ゲーデルの不完全性定理って難解で私も理解度は10%くらい、一番の外縁なら何とか視界に収まるかな程度なんですが、その能力的限界を前提として敢えて書くならば

その1「矛盾が無いシステムの中にも、それが正しいとも間違いとも答えを出せない命題は存在する」

その2「矛盾が無いシステムが仮にどこかにあったとして、そのシステムを用いて、そのシステムそのものに矛盾が無いことを証明するのは無理ゲー」

うーむ、新井紀子先生のおっしゃる「人は言葉だけでは絶対にリアリティを共有できない」という概念は、ゲーデルの不完全性定理とはあまり関係無さそうです。

イメージ 6

問題なのは、新井紀子って人、博士論文はまさにこのゲーデルと同じ分野(数理論理学)で書いてるってことです。

これはヤバいっすよ。

私は学生には、研究者の書いた本はまずそいつが博士号を持っているか、そいつが専門にしている分野の本なのかでフィルタリングしろって教えてきたのに、新井紀子神は易易とこのファイアウォールを突破して、自分の専門分野(にCV上は見える)でおかしなことを言う。

イメージ 7

イメージ 8

もしかしたら新井紀子先生は実は大宇宙のソースコードの書き換え権限を付与された神であって、だから今、既に我々はゲーデルの不完全性定理に第三の定理「人は言葉だけでは絶対にリアリティを共有できない」が付け加わった世界線にいるのかもしれません。
その可能性は否定できない。それを示したのがまさにゲーデルの不完全性定理の一つ目のやつではなかったか(違う!
5/16追記:新井紀子先生より以下の宣言が投下されました。高名な数論の研究者夫婦がそのように考えるのであれば、その論理を理解出来るように補足の説明をほぼ日刊イトイ新聞などでされると、さすが憂国の士は親切だとして大いに国民に感謝されるはずですが・・・・。
イメージ 9