ゲーマー少年たちのリモートワーク能力は日本社会の頂上付近にあるようだ

最近、息子が熱中していること。

ゲーム仲間のゲーム実況動画の共同制作。

話を聞くと、概ね以下のような流れらしい

1) ゲーム実況動画に出会う(4年位前)

2) 最近になってようやく動画を作り込めるレベルの性能のPCの整備が完了した(電源、グラボ、デュアルモニタなどなど)

3) 自分のゲーム動画を公開するようになったら、ゲーム仲間たちから、自分の動画の編集もやってくれと頼まれるようになった

息子が参加しているコミュニティは一般的な日本の少年少女の居る場所とはかなり異なっていて、LINEじゃないんですよ。discord。ゲーマー専用のチャットツール。

そこで知り合った仲間と、あとは同じ中学の数少ないゲーム仲間たちとでコミュニティを作っていて、その中にはTPSやFPSがめちゃくちゃ上手い奴、動画編集が上手い奴、絵が描ける奴など、それぞれ得意分野があるそうです。

だから、アイコンは絵が描ける奴が描いてプレゼントするし、動画編集したい奴は仲間のプレー動画を編集したり、オープニングやエンディング素材を作ったり。息子のツイッターのアイコンも中学の同級生(というより幼稚園からずっと一緒の仲間)が描いてくれたとかで、自慢されましたはい。

discordはボイスチャットと画面共有機能があるので、作業風景も独特で、息子のメインモニターにAviUtlというフリーソフトが立ち上がっていて、サブモニターにdiscord。

それでどこかにいる仲間と画面共有をしてボイチャで話し合いながら、一緒に動画の作り込みをしています。リモートワークのレベル、高っ! 日本のシャカイジンのほとんどより(当然私もそこに含まれる)レベル高い。中1と小6が(今一緒に動画編集をやっている仲間は「1年年下。どこに住んでいるかは知らない」とのこと)。

AviUtlもアドビプレミアみたいな商業ソフトではなくて、本体はフリーソフト、プラグインはコミュニティの参加者がどんどん作って公開しているという世界です。息子はアドビプレミアよりこっちのが好きらしく、最近はプレミア使ってません。せっかく買ってやったのにてめえ・・・・

日本社会、まだまだブランド大学出てブランド企業入って煙草モクモク接待で案件受注してドヤみたいなのが支配的ですけれども、息子がそういう世界に合わないのはもうよーーーーくわかってるので、この春休みもどんどんゲーマーコミュニティで色々な経験を積んで、スキルアップしてくれたら良いなと思っております。