ドメスティックビジネスマッチョVSリモートワーク 最後の聖戦

今朝も脂ぎったドメスティック脳アラフォービジネスマッチョおじさんの「ロックダウンなんて出来るわけねーじゃん、銀行とかスーパーとかコンビニとかどうすんだよwww」みたいな投稿をうっかり読んでしまって、その後に「ロシアでは最大手の銀行が完全リモート勤務で通常営業している」という投稿を読んで、やはりビジネスマッチョこそ日本の克服すべき課題ではないかと思った。

ちょっと「日本語で」調べればロックダウンに入った外国の都市でもスーパーもグローサリーストアも通常営業していることはわかるはずなのだが。

リアル空間でいつでもどこでも仕事最優先で存在出来ることを最大の売りとしてキャリア構築してきたビジネスマッチョにとっては、ビジネスのリモート空間への移行は自身のアイデンティティを根源から脅かす事態であり、あらゆる理屈をつけて抵抗しようとするのではないか、という仮説を持っている。

だが、コロナウイルスパンデミックはペストや天然痘やスペイン風邪と同じく、人類史的な大事件だ。

かつてペストによって人口の数割が一瞬にして失われたヨーロッパでは、それをきっかけとして封建制貴族が弱体化し、商工業者が勃興し、やがて重商主義と絶対王政へと向かった。

新型コロナウイルスパンデミックが従来の日本のリアル空間至上主義にとどめを刺す可能性は小さくない。その時、リアル空間でいつでもどこでも駆けつけられる(家事育児は妻に丸投げか、既に離婚済みか、そもそも結婚していないかは問わない)ことがウリの8割くらいのドメスティックビジネスマッチョの給料は確実に下がるだろう。

それが楽しみで仕方がない。