来月2-3日に開催される小説ハッカソン「NovelJam2019’」。
前哨戦もいよいよ佳境です。
自分がこのプロジェクトで採用しているのは、かつての立教大学社会学部かとうゼミで使ったのと同じマネジメント手法です。
すなわち「オープンイノベーション&ゲリラ戦」。
もう6年以上前のことなので知らない方も多いかと思いますが、当時のかとうゼミはゼミの正規履修者以外にも他ゼミの学生、他学部の学生、他大の学生などがどんどんスカウトされて、異様な熱気に包まれていました。更にその熱気に引かれて、沢山の社会人もサポートしてくれた。
あれの再現です。
オープンイノベーション。
例えば
こういう方は、発見次第スカウト。
なんと他のチームの人までやって来た。
即スカウト。
そしてクロージング。
クロージングしてから了承取るやつ。
他にも教え子で興味持ってくれた人を会場に召喚したり(応援団。小説家にとってどれだけ一つの応援が書く力を鼓舞してくれるか、私は知っている)、当日決定されることになっているデザイナーさんにも意中の人には既にコンタクトして作品コンセプトの情報を渡してたり、やりたい放題である。
何故このスタイルを使っているか。
一応、もっともらしい理由がある。
自分は文芸編集はやったことがない。未経験者が現役プロたちの中で互角以上の勝負に持ち込むにはどうしたら良いのか。答えは簡単だ。暗黙のルールを全部破壊するのだ。
ある業種で長年の経験を積んでいるとは、その業種の人材育成において明示的には教育されない知識や技能を充分に身に着けているということである。正統的周辺参加理論などで分析されている通り。また、仮に必要な全てのスキルセットが資料として公開されているとしても、異分野の人間がいきなり24時間でそのマニュアルを通読して何かを作るのは、そのマニュアルを読まなくても良い人間に対して圧倒的に不利だ。
だが、明示的に示されていないということは、それを守らなくても明示的には処罰されないということである。
スタートアップが行政の規制のグレーゾーンを付いて一気に事業を拡大し、市場の声を背景にして、規制の線引きの位置を「既存業者間の暗黙の了解」の場所から動かしてしまうのは、これを逆手に取った戦略だ。
だから、ルールで禁止されていないことは全て試す。我々はNovelJamをハッキングするのだ。
ちょっとでも仲間になってくれる可能性がある人は片っ端から声をかける。
「一緒にやりましょう! 一緒に作りましょう!」
こうして4人編成のチームの周囲に、仲間が2人、3人、4人と増えていって、最終的に30人くらいのコミュニティになったら、もう止められない。ビジネスにおいて数は絶対の正義だ。30人が1人4冊ずつ売れば120冊である。そうなれば圧勝だ。ゼロイチの事業開発の入り口は常にどぶ板営業である。こんなのは慣れている。
というわけで本題。
我々のチームにゲリラ参加してくれる戦士を募集します。しています。文章が書きたい人は文章で、絵が書きたい人は絵で、セールスやプロモーションが好きな人はその分野で。刺繍が得意なら刺繍で。歌が歌いたいなら歌をyoutubeへ。キャラのイメージソング作りませんか? 今なら公式エンディングテーマのポジションも空いてますよ? お店をやっているなら店頭に我々のチームの作品のチラシを置いて欲しい。お医者さんは診察中にそれとなく患者様に刷り込(自粛)。
誰でも、どんな手段でも良いです。
「一緒にやりましょう! 一緒に作りましょう!」
お問い合わせはいつでも akiwokuma@gmail.com まで。
FBやTW経由でもOK!