考え過ぎの人材をリサイクルする企業

昨日は2013卒の教え子が今年相次いで入社したスタートアップを訪問。

【受付にて】

受付のおねえさん「こちらに御社名と用件を記入して下さい」
私「用件・・・『いやがらせ』って書いて良いですか?」
教え子「先生、おねえさんを困らせないでください」

【役員さんと】

役員Aさん「先生の教え子さんたちは考えるということがちゃんと出来る人たちで・・・。これは採用してから教えられることじゃないんですよ。」
私「この人たちは他の人がこれくらい(両手で肩幅を表現)考えたら決められることを、これくらい(両手を目一杯広げる)考えてそれでも決めないみたいな感じで今まで生きてきましたからね。」
役員さん「(反応に困っている)」
教え子「う・・・・全く反論出来ない・・・・」
私「ついに居場所を見つけられたって感じで、ホント良かった! 引き続きよろしくお願い致します( ー`дー´)キリッ」

まさに会社訪問荒らし。
ではありましたが、役員Aさんがおっしゃっていたことって結構大事なことだと思います。

哲学系ベースの研究者だった私から見ると、あまりにも思考が浅く軽い感じの人が「賢い人」「鋭い人」扱いで闊歩しているのが今の日本社会です。

入試偏差値70なんぼの大学とか、採用倍率何百倍みたいな企業のブランドぶら下げてる人たちでも、ごく普通に。

それでいっぱい儲かっていっぱい納税してくださっているので本当にありがとうございます、なんですけれども、そういうタイプだけが「賢い」「鋭い」というのはどうなのかなあと思ってました。

一つ一つのことを、もういい加減にしろよってくらい立ち止まって考えられる。それもまた才能であり、使い所さえ見つけられればそれは武器にもなるはずです。

それがこちらの会社なのであれば、今の世の中で流行らないタイプの才能を武器に変換しているという意味で、社会的に意義深い会社と言えますね。

案件取れすぎて困っているそうなので、絶対に問い合わせメールを送らないようにお願いします。

問い合わせるんじゃないぞ?

絶対にメール送るなよ? 

絶対だぞ?