資料として記録しておきます。
1) 問題
6600系アルテグラのロードバイクでスギノの48Tのチェーンリングを付けていたが、これが何かの原因で歪んで使用出来なくなった。
しかし、現行のシマノ10速は6600系の10速とはチェーン規格が異なるので使用出来ない。また9速のコンポでも4アームのR3000系SORAはチェーンリングは合わない。
2) 解決法
5アームの3500系SORAの46Tチェーンリングを使用。Fディレイラーも3500系の直付けタイプを使用。それ以外は6600系アルテグラ。
3) 結果
FDの調整幅が広かったので問題無く流用出来た。
4) 考察
レース用ではないロードバイクなので50T以上のフロントギアは不要であり、なおかつフルカーボンフレームなので二昔前のクロモリフレームよりは500gほど軽くなる。これにビンディングを併用することで、多少の起伏のある場所を、アウターに入れっぱなしのままでゆっくりと走ることが出来るようになった。
これが現在のギア比。85rpmのペダリングの際の速度を計算すると、私の使用する速度域(およそ時速35km以下)においてアウターの対応範囲は8枚になっている。アウターでファイナルローは使わないので7枚。85rpmという「軽く回す」ゾーンでも時速20km以上が使用可能域に入っている。
さらに60rpmという「ゆっくり回す」ゾーンでも計算すると
時速14.5km以上が46Tアウターでいけてしまう!
こちらはアウター48T/85rpmの時。
使えるギアが1枚減っている。時速42.8kmで漕ぐなんてことは年に3分間くらいなので切り捨てても良い。
これが一般的なコンパクトクランク装着完成車のギア比。時速25km以上で延々走れるような環境でないとアウター使えないよね・・。
ついでにこれ、私がロードバイクに乗り始めた30年前に初めて乗ったミヤタのクロモリのフレームのギア比がこんな感じ。当時は今より筋力もペダリングスキルも無かったのでアウター出番無し。
仮に50Tアウターを使える脚力があったとしても、ギアリングの問題で町中の中低速域では50Tは使いづらいことを考えると、46Tはシクロクロス用途以外にもシティライドで有効な選択といえる。