毎年毎年、話題になる、高校野球の選手使い潰し問題。
毎年毎年、指導者サイドが「選手の気持ちを考えたら出してやるべき」とかぬかすわけですが、全国トーナメントでチーム競技で年功序列文化で3年で卒業でって、シチュエーションが徹底的に子供の気持ちを「怪我しても良い」「死んでも良い」に誘導する仕組みになっているのに、指導者が
「本人の気持ちを尊重してやらせた」
とか言うのは卑怯ですよ。
健康上のリスクが高くなったら、やらせない。
例えば、下手すると怪我したり死んだりする体験アクティビティのインストラクターやガイドが、「客の気持ちを尊重してやらせた」ら、一生治らない怪我をさせた。
これ、アリ?
「これを逃したら一生、エベレストの登頂のチャンスが無いから、多分死ぬだろうと思ったけど、連れて行った」
アリですか?
無いでしょ。アマチュアじゃないんだから。
日本の小中高の野球の問題点は、実質はプロ選手の育成機関でありながら、アマチュアという建前を悪用して、子供を壊し続けていることです。
プロのインストラクターやコーチなら、選手を壊してトップチームの試合に使えなくするのは低能の証じゃないですか。
学生野球の指導者は「選手の気持ち」を免罪符にそれが糾弾されないどころか、美談にされちゃったりする。アマチュアのふりをして。
アマチュアであることを隠れ蓑にする大人に我が子を預けるべきなのかも、もうちょっと考えた方が良いでしょうね。