息子が欲しいと言っていた「響けユーフォニアム」の主題歌の音源。昨日たまたま入ったブックオフで見かけたので、唐沢美帆のアルバムを買って帰ったので聞いております。
今のアニソン歌手は(コンピュータ修正技術の底上げもあるんでしょうが)ほんとに歌が上手い。
しかしながら、何人か聞いてみて弱点らしきものも見つけた。
アニソンの主流はアップテンポで音数メイチのシーケンサーリズムトラック+歪多めツインギター+あれとかこれとかそれとかの、フィル・スペクターが千利休に見えてくるような超ウォール・オブ・サウンドで、メロディもこれでもかとコルトレーンチェンジみたいなのを連ねていくマニアックな和声進行に載せるための強引なやつばっか。
これに合うような歌い方は、ダイナミックレンジ狭くリズムも音程も譜面ママというものに、どうしてもなってしまう。
これしか出来なくなると、ブルース系のロックチューンを歌わせたときに、まったく合わないんだな。ボカロみたいに聞こえる。
水樹奈々、唐沢美帆は完全にこのタイプ。遠藤正明はそこまでではないのだけれど、結果、どアニソンを唐沢美帆とデュエットすると、違和感が凄い。
坂本真綾はアニソン的歌い方はしないけれど、ブルース系の曲はそもそも歌わない人。
何が問題って、下手(というか向かない)のわかってて水樹奈々や唐沢美帆にブルース・ロック調の曲書いて持ってくる奴が一番問題です。