気合主義の選挙はもう卒業しましょうよ

参院選で野党が憲法改正反対のワンイシュー戦略をやっているのが色々な意味で残念です。
たしかに自民党の改憲案は時代錯誤のキチガイ老害全開ベタ踏み過給器フルブーストみたいなやつで、国民投票になったら私は迷わず反対票を入れますが、それは憲法改正の発議が行われてから改めて「バカかこいつらは!」という議論をすれば良いことで、参院選で議論すべきはより幅広い国政全般のはず。
もっと丁寧に政策と財源をセットで積み上げてプレゼンしたら良いのに、要するにそういう手間を惜しんでるんですね。勉強しない、手を動かさない、プレゼンを工夫しない。
事前にクローズドでABテストなどやって、どんなアピールをしたら有権者に響くかを調べてないんでしょうか? 民進党さん。
これに限らず、日本の選挙は日本伝統の気合主義。科学的・論理的にやるという発想が無い。ひたすらマイクで名前を連呼したり、手順も財源も必要な法改正の箇所も示さずに、これをやりたいでーすとチラシに書くだけとか。今時、ちょっと気が利いた学生ならもっとまともなレジュメ作ってプレゼンしてますがな。ゆとり教育の威力ですよ。
日本の政党は気合を入れ続ける以外のやり方を知らないのか。ホント残念だ。