アイヌと和人が銀座で漫才

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

 今日はシクロクロスバイクのタイヤをブロックからスリックに入れ替えて銀座へと向かいました。1年半ぶりにアイヌ・アート・プロジェクトの結城幸司さんと盛り上がるのが目的です。以前、「ハマランチョFriday」パーソナリティのマイケル・ライスが、多摩から都心に出るなら世田谷道路だと力説していたので(奴のオフィスは青山にある)、いつもの甲州街道ではなく狛江から世田谷道路で渋谷へ。そっから青山、赤坂を経て皇居、日比谷、京橋と走ります。

 世田谷道路。たしかに三軒茶屋まではまあまあ走りやすかったかも。甲州街道は下石原交差点(調布)から仙川の旧甲州街道分岐まで道が狭すぎていくらなんでも走れないですからねえ・・・・。

 さて、ギャラリーに到着すると・・・・あれ? 結城さん居ないじゃん。

 ギャラリーのオーナーさんも結城さんの居場所は知らない模様。携帯にかけてもつながらない。「さては寝坊したか? でもツイッターでは早朝に書き込みしてたよなあ」とか推理していると、のっそり結城さん登場です。昨日は浦河で仕事があって、朝イチで東京に向かったけど間に合わなかった~。携帯は電池切れちゃってさあ・・・。

 相変わらずだな、このオヤジ。

 なにはともあれ、久しぶりの再会を祝してがっしり握手。COP10に合わせて開催された先住民族サミットの話も聞かせていただいたんですが、そこで意外な事実が。金沢大の修士課程で1年上にいたエドガー・ポープさん、こないだまで北星学園短大で英語を教えていたはずが、つい最近、愛知県立大学に移ってやっと本来の専門である文化人類学を教えているんだとか。実は結城さんも以前から顔は知っていて、今回先住民族サミットを愛知県立大学が仕切った関係でポープさんには世話になったらしいです。ポピュラー音楽研究一筋でやっているポープさんと、とうの昔にポピュラー音楽研究への興味を失って全然別の分野に行ってしまった私が、結城さんという共通の知人を持っていたというのは、不思議なものですね。

 私からは、来年度のフィールド演習でマイノリティ問題を取り上げるんで、是非とも力を貸してくれとお願いしておきました。とにかく面白いことを仕掛けたい、基本コンセプトは「イタズラ」ですよと。来年度の3年ゼミのテーマがアイヌになるのかどうかは全くわかりませんけどね。

 つい最近、ミクロネシア連邦の某島の航法師さんから「最近どうですか?」というメールがあったんで、「実は来年度はマイノリティ問題をテーマにゼミ引き受けてるんです。どこをフィールドにするかはまだ未定なんですが、グアムなんか近くて面白いかもしれないですね」と返信しておいたところ、そのグアムで今、航海カヌー「クエスト」より大型の新造船建造プロジェクトが始まっているから、興味があるなら・・・・という話もあり。そういえば来年はハワイでアイヌ文化の展覧会をやるかもしれないんだよね~、なんて話も聞きました。ニュージーランドのRyuさんも、エコツーリズムやカルチャーツーリズム方面で何か仕掛けるなら力を貸してくださるとのことだし、夢は広がりますね。

 写真は、今日私が購入した1点ものの木彫レリーフです。結城さんがよく取り上げるクマのカムイがモチーフになってるんですが、なんか下の子供がうちの息子にしか見えなくてね(笑)