「世界史の中の一地域史としての日本列島史」アプリでカネ儲けしたい

思い出した。

こないだ外国人の教え子が「京都に行って神社仏閣を見ても、面白さがわからない」とボヤいていたんですよ。もちろん彼女の母語で書かれたガイドも完備されているのに、です。

何でなんだろうと思ってしばらく考えていたのですが、今日の午後にヒントらしきものを見つけたのです。

彼女がまだ学生だったとき、とある講義で日本列島の古代~中世史を英語の一般名詞を使って解説したことがありました。例えば5世紀頃のNippon ArchipelagoはKingdom later it became Nipponが真ん中らへんにあり、Kyusyu IslandにはKumaso Chiefdomがあって、Honsyu IslandのNorth East AreaとThe island now we call it HokkaidoにはTribal Chiefsが割拠していた、と表現する。11世紀にはExpeditory army of Nippon kingdomがChiefdom of Abe tribeと戦って、とか。

わかります?

「日本史」となると、日本史専用の特殊概念が山のように出て来ます。律令制とか王朝時代とか蝦夷とか征夷大将軍とか。そういう特殊概念、日本史用の固有名詞を全部、「外国人が客観的に見て英語で記述したらこうなるよなあ」という言葉に置き換えて説明したわけです。

そしたら彼女もとても面白がっていた。それを思い出したんですわ。

東京オリンピックに向けて。そう、例のあれに間に合うように、「世界史の中の一地域史としての日本列島史」を英語で簡潔に読めるような本だかアプリだか知りませんが、そういうのを作って売れないかなあ。これはまさに弊社の商品コンセプトに合致すると思うんですよ。

はいそういうわけでメモしておきます。