暮れも押し詰まったある日、我が家に宅配便が届きました。周防大島ドットコムから通販で取り寄せた瀬戸内海の海産物です。
この中から「ちりめん」と「寒ひじき」、そして「のんた味噌」を2キログラム。
ひじきと味噌は昨年5月に周防大島に行った時にも、お土産として自宅に送ってみたのですが、これが大ヒットだった。特にひじき。沖家室で獲ってきたというこのひじきが、そこらのスーパーで売られているものとは別物の味でしてね。妻の実家にも届けたのですが、大好評でした。息子の離乳食としても大活躍。
味噌の方も、まあ私は名古屋育ちなので赤味噌が一番好きではあるのですが、東京で手に入る仙台味噌や信州味噌とはまた違う風味の周防大島の味噌も、捨てがたい味わいがありました。ちりめんは、去年、宮崎雅子さんからいただいたものが美味しかったので、もう一度。
まあ、こうやって取り寄せると言っても、年間で1万円も買うか買わないかですから、周防大島に私が落とすお金は微々たるものなのですが、それでもこう、何というのでしょうかね、「応援したい田舎」に直接お金を落とすのは、消費者としても嬉しいものです。もちろん探せばデパートや他のネットショップでもこうしたものは手に入ると思います。ですが、そうした所から買えば、間のマージンが乗っていますから、周防大島に落ちる金額は減ってしまう。売れないよりは何処経由でも売れた方が良いでしょうが、直販ならなお良かろう。
さて。年末のローカルなショッピングは周防大島ドットコムだけではありません。地元ね。自分の住んでいる土地の産物も私は着実に買っております。今回買ってみてこれはと思ったのは、この一品。
関戸も一宮も和田もうちのすぐ近所ですし、石川酒造はいつも自転車で多摩川上流に向かう時に、すぐ横を通る酒造所。まさに地元の酒。これが案外旨いんです。北陸や関越の有名な蔵元の酒にも負けていない。
酒の他にも、野菜などはなるべく地元のものを買うことを私は心がけています。多少割高でも良いんです。地元のキャッシュフロー(お金の流れの絶対量)を減らさない(あるいは増やす)ことが大事なんです。キャッシュフローが減ればその土地は資本主義社会では衰退してしまうわけですからね。
「応援したい田舎」と「地元」。この二つの地域のキャッシュフローに貢献する消費。皆さんも是非、そんな感じでお願いします。