最近、日本の若いろう者の手話における指文字の使用割合が著しく上昇しているのではないか、という話を現場で耳にするなど。
読話(唇の動きを読み取るスキル)の訓練はろう文化の抑圧だというキャンペーンがブームになった結果、以前ならば手形+口形で表現していた手話単語(幾つかの単語に用いられる手形に、口の動きを付加することで、単語の意味を確定させる)が、読話スキルの喪失により指文字に置換されているのでは、というのが仮説だそうな。
特にネイティブのろう者(親も手話話者で、第一言語が手話のろう者のこと)にこの傾向が強いというけれども、言語は変化し続けるんだなあということで綺麗にまとめておきます。