卒論提出報告を元ゼミ生たちから受ける

今日が卒論締め切り日だったそうで、昨晩から今日にかけて教え子たちより卒論提出報告が何件かありました。

ともかくゴールまで独力で到達出来たのは良かったと思います。内容は未見ですが、面白いことに指導教員の先生からの情報では、2年次3年次で顕著なパフォーマンスを見せた者と、特に良い卒論を書いたものは必ずしも一致しないようです(もちろん4年間を通じてoutstandingだった者も居ないわけではないですが)。かつて私が「この子は大丈夫だろうか」と心配した学生たちが最後に良いパフォーマンスを見せる。これもまた嬉しい話です。

20歳前後はふとしたきっかけでポーンと力が伸びたり、良い結果を出せてしまったりします。逆に、力があっても出し切れない試合もある。ハートが腐っていない限り、誰にでも上に行くチャンスはあります。

これから卒業まで、やり残した勉強に取り組みますと宣言した子たちも居ました。自分は落ちこぼれだったけれど、いつか自慢の教え子になりたいという子も居ました。

いずれにしても、全てはこれからです。やっと長い長いリハーサルが終わり、ゼニが飛び交うリアルファイトの場に出ていくのです。先輩方を見ていても、退屈だったり周囲がオタクばかりで辛かったり会社がブラック過ぎてやっぱり無理だったりと、ノーストレスというわけにはいきません。

が、ともかくやってみないとわからんですから。前向いて頑張ってみて、何かあったらまた相談してくれれば良いです。皆さんの真価が問われるのは10年後、20年後です。その時にまたbeArt展のメンバーで協力しあって、今度はもっと大きな仕事が出来たら、我々が池袋と多摩ニュータウンと市川塩浜で共に過ごした鬼畜時間は確かに意味があったと言うことが出来るでしょう。