多摩ニュータウン見学

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 昨日はやたらと良い天気でしたが、私は新車に跳び乗ってロングライドに出かけたいところをぐっと堪えて、ゼミ生たちを引率しての多摩ニュータウン見学に行ってきました。ガイドをしてくださったのはアトリエUの宇野健一さん。多摩ニュータウンの裏も表も知り尽くした、ある意味で最強のガイドです。

 当日の行動はこんな感じ。

10:30 永山駅集合・諏訪団地見学
11:00 諏訪地区近隣センターにてNPO法人「多摩ニュータウンまちづくり専門家会議]」の松原事務局長のレクチャー
12:00 コーポラティブ住宅「永山ハウス」1階レストランに移動して昼食
13:00 多摩中央公園、多摩センター駅、落合地区タウンハウス、奈良原公園見学
15:00 長池公園に移動してNPO「FUSION長池」の内野さんのレクチャー
16:00 コーポラティブ住宅「ヴィレッジ浄瑠璃」見学

 もちろん、漫然と話を聞いてぶらぶら歩いているだけでは勉強にならないので、私からは以下のような課題が課されています。

多摩ニュータウン見学参加者向け課題
1:課題詳細
今回見学する4つのエリアのいずれか(講師が指定)について、担当者で協力して以下の内容で報告書をまとめ、年内に提出。
・節構成は「当該エリアの概要」「当該エリアの課題」「担当者からの提案」の3つに分ける。
・それぞれの節は800字から1000字の間でまとめる。
・書式は1行40字かける40行で、A4の用紙を用い、裏表両面に印刷する。
・誰がどの節を担当するかは、話し合って決定する。
・担当エリアの画像を担当者一人につき1枚、添付する。
・添付する画像は「自身が担当エリアの特徴と考えるものを、よく表現しているもの」とする。
2:ボーナスポイント
極めて優れた内容であった場合:担当者にそれぞれ40点を加算する。
優れた内容であった場合:担当者にそれぞれ30点を加算する。
立教大学社会学部の1年生に期待されるレベルは満たしている場合:担当者にそれぞれ20点を加算する。
期待を裏切るレベルであった場合:担当者にそれぞれ10点を加算する。
未提出の場合:ボーナスポイントは加算しない。
3:報告書の取り扱い
提出された報告書は一つにまとめた上、学科内に公開する。

 ただでさえ毎週1冊のテキストを読んで内容をまとめる課題が課されている演習で、さらにこれはきつい・・・・(笑) でも、今が一番伸びる時期ですからね。学生たちの話では、他に課題が課される講義は語学だけだそうで、それ以外の講義は基本的に試験前に勉強するだけ。

 それじゃあ、あきまへんがな。せっかく高額な授業料を払っているのに、大したもんが身に付かない。ってなわけで、他の講義がユルい分、私の演習はとことん絞りあげているのです。

 多摩ニュータウンは、都市社会学、コミュニティ論、環境社会学という具合に、立教大学社会学部現代文化学科が扱う分野のうち少なくとも3つについての豊かな事例がありますし、今回はカメラを渡して写真を沢山撮らせましたけども、これは「価値とライフスタイル」分野の写真論の専門演習(そういうものがあるんです)に向けてのプレ活動の意味合いもあります。

 果たして学生たちは何を掴んで帰ったのか。レポートが出てくる日が楽しみです。