最近ちょっと気になって、日本国内の様々な職場の「職場飲み」における下ネタの状況をヒアリングしています。
きっかけは、誰もが知る超巨大名門企業に勤める教え子から、社内飲みでの上司のセクハラ発言が酷すぎてもう耐えられない・・・と相談されたことです。
外資を含めて色々な場で働いている教え子の女子たちにそれとなく聞いてみたところ、多かれ少なかれその手の「飲み会でのセクハラ」はあるようです。ただし上記の事例は(具体的な内容は伏せますが)えげつないとしか言いようが無いレベルで、ま、USAであれば一撃で5億円くらいの賠償が降ってくるでしょう。下手したらクラスアクションで大炎上、役員のクビが飛ぶくらいあるんじゃないのこれ、というやつ。
ただ、こういう状況への男性の反応は概ね
「そういうもんですからね」「適当にあしらうくらいでないと」「外資だったら女性社員怖いんであり得ないですけどね」
そうなんですかねえ。
私もかつてはベンチャー企業の社内飲みとかカメラ量販の「売り場飲み」みたいなものにも顔を出していたんですが、殆どそういう下ネタ大会の記憶が無いんですよ。明確なとこまで遡ると、大学の軽音のジャズ研飲みくらいまで行かないと無い。後に電通に行かれた先輩などそういう話題が非常にお好きでしたよ、ええ。
(ゼミOG飲みではたまに下ネタ大会になって私一人耐えるという展開はありますが)
論点は二つです。
1) 何故、内資企業の男性社員は飲み会で下ネタに興じるのが好きなのか?
2) 内資の飲み会の下ネタ文化を「そういうもの」として容認していくことは、会社経営上のリスクにならないのか?
1について言いますと、私が顔を出すような飲み会の話題はアートや経済、文化(カウンターカルチャーを含む)、政治、科学、教育、経営など、概ね大学の各学部で教育研究しているような内容を少し柔らかくしたようなもので、下ネタなど入り込む余地が無いんです。だから、私の知らないところでそんな下ネタ飲み文化が厳然と存在していたということが、まずびっくり。
「お前の職場の男性社員って中卒とか高卒の人が多いの?」「皆さん大学出てますよ」
はいその会社、学卒の総合職採用だったら旧帝大か早慶上智以上でないとまず入れていただけないことは存じております。
不思議不思議。
2については、いつかコンプライアンス上の問題として大炎上したりしないのかなと。USAのように。飲み会の話題くらい好きにさせてくれよという声もあるでしょうが、多分大学教員だったら今現在でも学生の訴えがツボにはまれば炎上して懲戒食らう+新聞沙汰必至、というレベルですもの。それが一般企業にも広がったりはしないのかなあ、と思います。
ひとまず言えることは、女子学生で下ネタ飲み会嫌いな人は内資より大手外資。
かな?