起業支援ビジネスは藪漕ぎの最中にくっつく山蛭のようなものであると結論した

この1年くらいの間に、また色々なもんを見てきましたが、今日である程度結論出たかなみたいなテーマをざっとまとめてみます。

起業関連の交流会とかセミナーとかワークショップ。
税理士組合かなにかが主催した確定申告説明会。
そして今日見てきた小学生相手の科学教室。

ほとんど全てなんですが、早ければ最初の5分、遅くて30分で「もう良いや帰ろう」になりました。例外はこないだ中高の仲間たちと集まったやつくらいかな。

何でなんでしょう。多分それはね、「誰でもウェルカム」な発想でデザインしているからなんでしょうね。言い換えるならば、こういうことです。

「結果を出すことではなく、参加登録した人間全てを最後までお世話して気持ち良くお帰りいただくことを目的としている」

で、ソーシャルビジネス起業セミナーも、今日の科学教室もですが、別にそこに参加しなくても結果出せたような人達の成果を、自分たちの手柄みたいに宣伝して、参加者集めてそこでマネタイズというモデルになっているんじゃないかと、性格極悪な私の目にはそう見えるわけです。だって仕切ってる連中のパッションが全然伝わって来ないんだもん。

起業セミナーも科学教室も、それ自体は良いものだと思いますよ。でも、そこに本来求められるのはどんな価値の提供なのかを明確に定義して、それを目標にしてプログラムをデザインしていかないと、マネタイズマシンとしての機能しか持たない代物になるんじゃないかなと思った次第。

それで、起業に関して言えば、そういうレベル感のセミナーで得られたものって何にも無いですね。本やウェブサイトで勉強してあったことばかりです。本当に大事な知識は自分でやってみて手に入れる。あるいは、そうやって動いてみることで得られた人脈から分けてもらうか。

ところが中小企業庁の創業補助金なんか条件見ると、ウェブサイト制作代とかコンサル料とかの、つまり中間搾取業者に支払うようなお金にしか補助が付かないんです。

いくら補助金と言ったって、右から左で起業支援ビジネスのところに流れ込んで逝くだけ。結局、全部他人任せになるからスキルアップも出来ないし、コンサルもウェブ屋も責任取らないから、実はやたらとリスキーなんですなあれは(笑)

というわけで結論。起業支援ビジネスは山蛭。