アメリカ軍の給与計算用コンピュータシステムが酷い件

これは最近の記事ですが、大変面白うございました。

日本のまとめサイト風に言えばこうなりますでしょうか。

「アメリカ軍の給与計算用コンピュータシステムが酷い件」

何でも現在アメリカ軍が使っている給与計算システムは1960年代にCOBOLで書かれたものが今でもメインになっていて、給与計算ミスが頻発しており、特にそれが傷病兵や俸給表の下の方に居るような薄給の兵士の身の上に降りかかった際には、何ヶ月も給料が止まったままになって家財道具を売り払う目に遭うとか、かなりシャレにならないと。

偉い人の方では、2003年にピーター・シューメーカー陸軍大将が退役状態から復帰して陸軍参謀総長になった時、給料が完全にストップしたばかりか、シューメーカー夫人宛に、陸軍大将逝去のお悔やみの手紙が届いたなんてこともあったそうです。

何でそんなことになったのか。何と、一度退役した軍人の年金支払いを、現役復帰に伴って給料に切り替えるコマンドが無かった! しかも退役軍人の年金を止めると自動的に家族宛にお悔やみの手紙を発送するプログラムが仕込んであった!!

※ここは笑うとこです。

その他にも、アメリカ軍の様々な部署で使われているシステムとこの給与計算システムの間のデータ授受が(システムが古すぎるか、複雑怪奇過ぎるかして)出来なくて、片方のシステムから手書きでデータを写し取ってもう一方のシステムに手入力するなんてことも当たり前。

いやあ、どっかの国の年金システムを思い出しますね。

※ここは笑うとこではありません。

そもそもこのシステム、仕様書が紛失していて、うかつに手入れすることも出来ない状況が長年続いているそうで、グーグルやフェイスブックやマイクロソフトから個人情報抜きまくりで壮大なスパイ行動を展開している方々の給料がこんなお茶目なシステムで計算されているなんて聞くと、思わず「スノーデンさんの給料、ちゃんと支払い止められたのかな?」と心配になってしまいます。

http://preview.reuters.com/2013/7/9/wounded-in-battle-stiffed-by-the-pentagon