無意味に21年寝かせたJB

 一昨日はシクロクロスバイクにスリックタイヤを履かせてあきる野までLSD練習に参りました。心拍110-120くらいで淡々と多摩川サイクリングロードをさかのぼり、睦橋で睦橋通りに折れます。いつもはそのまま檜原街道に突入するか、二つ塚峠とか梅の木峠・・・なんですが、この日は用事があったので滝山街道で秋川を越え、高尾街道から川口川、浅川というルートで日野へ。

 鹿島台の激坂をわざわざ(笑)越えて多摩動物公園前に降り、程久保の激坂を明星大学裏門に向かって再び登坂です。そう、多摩の誇るギター職人の飯沼さんちに、お願いしておいたものを取りに伺ったんですね。

 今回はピックアップの配線。フロントには飯沼さんが20年寝かせたデッドストックのESP・LH200。センターにはフェンダーカスタムショップのストラトキャスターに付いていたという謎のシングルコイル。リアは・・・・私が20年前に買ってからほとんど使っていなかったダンカンのJBですよ。あれはたしか1988年に、いりなかの名曲堂で買ったんだと思うな。その後、バーニーのレスポールモデルに載せたりもしてみたんですが、今ひとつピンと来なかったので、やがてお蔵入り。ディマジオTONE ZONEの時代に入るわけです。

 そのJBを本当に久しぶりに弾いてみましたが、これはやはり良いですね。TONE ZONEと似た印象、もっと言うならTONE ZONEはディマジオが作ったJBの90年代風コピーモデルだと思っていたのですが、JBは70年代にデビューしただけあって、ハイゲインアンプのディストーションサウンド一本槍ではないのでした。クランチでもクリーンでもちゃんと「使える」音がする(もしかしたらアルニコ梗Ю个亮力が経年変化で落ちたのかもしれませんが、詳しいことはよくわからんです)。TONE ZONEはリアに載せてディストーションサウンドにしないと使えないもんな。

 ダンカンJBモデル。さすがはホクレアとほぼ同じ年数を現役の人気商品として耐え抜いてきただけのものがあります。当分はこれで楽しんじゃおう(ちなみにJB Jr.も持ってますが、あんまりというか、全然似てないぞ音は)。