今朝、トレーニングから返ってきたらマンションの周りをうろうろして変なビラをポスティングしてるおじさんが居ました。
何かと思ったら、石川良一現市長の落選運動をする新しい市民団体(ということになっている)「石川市政を検証する会」が結成されたとのこと。事務局スタッフには、南山問題で最後まで反対運動を続けた藤井雅史市議の名前も見えます。南山開発反対派の中核で市民連絡会の藤原愛子市議ももちろん参加。「ちーむポンポコ」の某氏もせっせとビラ配りしてました。
まあ確かにここまでで5期20年は長いし、そろそろ新しい人材が出てきて良いとも思いますが、最近は毎度毎度、共産党の岡田たかお氏との一騎打ちですからねえ。いくら何でも対抗馬が・・・・・。
今後の流れとしては10月の「(仮称)市民大集会」で石川市長をメチャメチャに叩く「アンケート結果」を公開し、年内に「市民マニフェスト」を公開。「市民マニフェスト実現の為」として「チェンジ21」か「市民自治を前進させる会」から2011統一地方選での市長候補として現市議の誰かが出馬表明という流れでしょうか? 共産党市議団や南山問題市民連絡会会長から候補を出すと「特定の政党や団体には参加を求めず」という看板に疑問符が付いてしまいますから、ちょっと難しいかな? まあ頑張って欲しいものです。こういう活動って人生に張りを与えてくれますから。
それはともかく。
これ、「南山・何でも検証ワークショップ」のコンセプトを参考にしていただいたのかどうかしりませんが、「石川市政を検証する」とのふれこみで「検証アンケート」というのがアップロードされているわけですけれども、この調査票は無いわ(笑)。各質問項目の質問文の前段で石川市長への露骨な批判が箇条書きになってる時点で「誘導質問」になってるし、サンプリングも「書きたい人がダウンロードして事務局に送る」形式では無作為抽出にならない(反市長派が一斉にアンケートに応じれば批判一色になるし、市長派が一斉にアンケートに応じれば形勢逆転・・・・でも落選運動をやってる人たちが集計を密室で行うわけだから、市長派の回答を握りつぶしても全然バレない)。
社会調査法のイロハのイで「これやったら全然ダメ」とされている禁じ手が2発もぶちかまされていてはねえ。社会調査士の資格コース取ってる学生なら学部2年でもこんなリサーチデザインはやらんですよ。もしも本気で有意なアンケート調査したいんだったら、どこか学術機関(東大とか首都大とか多摩大とか)に依頼して、誘導質問無しのまともな調査票を作ってもらった上で、市民を無作為抽出して1000サンプルくらいでやってもらうべきですねえ。
それにしても、南山問題市民連絡会もそうでしたが、反対運動してませんとか中立ですとか無理に言わないで、素直に「開発大反対!」「石川辞めろ! 俺たちに市長の椅子寄越せ!」って書いた方がすっきりして良いんじゃないかと思います。