1:企画趣旨
ご存じのように、現在、市の南部にある南山東部地区では区画整理事業が進んでいます。5月には起工式も執り行われ、いよいよ本格的な造成工事が始まろうとしています。一方、この事業には区画整理容認、区画整理反対それぞれの立場から様々な意見が寄せられており、市議会でも議論が続いております。
さて、南山の地権者の方々はこれまで2001年実施の環境影響評価における説明会、意見書、公聴会、そして2005年の組合設立認可申請時の意見書などにより、市民意見を一定レベルで計画に反映させてこられました。しかしながら、2001年といえば8年前ですし、2005年でも4年前ですから、その頃には稲城に住んでおられなかったり、その頃はまだ年齢が低かった為に事業についてよくわからなかったりという事情で、この区画整理事業についての意見を直接、地権者の皆さんに届ける機会が持てていない市民は少なくないというのも事実です。
そこで今回私たちは、南山東部の土地区画整理事業に都市計画プランナーとして関わっておられる宇野健一氏に協力を依頼し、南山についての市民のアイデアを広く募って、それらのアイデアの実現の方法を一緒に考えるというワークショップを企画いたしました。
2:内容
皆さんが考えた「南山でこんなことをして欲しい」というアイデアを、真面目に検討します。どんな突飛なアイデアでも結構です。区画整理事業の中止を伴うアイデアでも構いません。ワークショップに集まった全てのアイデアは、「実現させるには何が必要なのか」という観点から検討していきます。そして、実際に南山東部土地区画整理組合に提案出来るレベルに仕上がっているものについては、宇野氏が責任を持って組合に提案し、理事会で検討していただけることになっています。
ワークショップの時点ではまだそのレベルに仕上がっていなかったアイデアについては、ワークショップで指摘された改善点を見直して再びワークショップにお持ちいただければ、その時点で改めてその内容を検討します。どんなアイデアでも組合理事会への道は開かれています。ふるってご応募ください。
3:ワークショップの基本方針
・ 資料によって確認出来る事実を重視します。
・ 論理性を重視します。
・ 専門性を重視します。
・ 現実性を重視します。
・ 冷静さを重視します。
・ 地権者の皆さんの意見を重視します。
このワークショップの目的は「事実を踏まえ、論理的に、専門家 の知見を尊重しながら、なおかつ冷静に、地権者の皆さんに納得していただけるような現実的な提案を、参加者全体の協力によって創り上げる」というものです。
4:参加資格
上に示した方針にご賛同いただける方ならば、原則的には誰でもアイデアをご持参いただけますし、ワークショップでの議論にご参加いただけます。
なお、アイデア応募者多数となった場合には稲城市内在住・在勤・在学の方を、その次に川崎市多摩区在住・在勤・在学の方を優先させていただきます。また、内容が似通っているアイデアの応募が多数あった場合には、ワークショップ世話人の方でそれらをまとめさせていただくことがあります。
参加費は無料ですが、参加希望者の数を事前にある程度把握しておきたいので、6月15日までに参加希望の旨をワークショップ世話人代表まで電子メールにてお知らせいただけるとありがたいです。
5:アイデアの応募方法
提出方法
電子メール本文流し込みにて、6月25日までにワークショップ世話人代表までお送りください。
hokulea2006●yahoo.co.jp
●を@にうち変えてください
注意点
・ アイデアは可能な限り具体的にお書きください。具体的であればあるほど、ワークショップでの審査を通過して組合理事会に諮っていただける可能性は上がります。
・ 単純なアイデア(例:斜面緑地の樹種は×××を希望します)であれば1行や2行の文章でも構いませんが、区画整理事業の大幅な見直しや中止を伴うようなアイデアの場合は、出来るだけ詳細で綿密なプランの提示をお願いいたします。
・ 他人を攻撃したり侮辱したりするような文言が含まれている文章は書かないでください。
・ アイデアの中身については出来るだけ詳しく、それ以外の部分については出来るだけ簡潔にお書きください。具体的アイデアの提示ではなく抽象的な理念の提示が目的となっているものについては、ワークショップでの検討対象から外させていただきます。
6:日時と場所
日時 6月28日13時より
場所 城山体験学習館(予定。参加希望者が15人を越えた場合はもっと広い所を探します)
以上
ワークショップ世話人代表 加藤晃生(立教大学社会学部兼任講師)
ワークショップのウェブサイト
http://homepage3.nifty.com/bearspit/mysite2/mws.html