ゆとり教育世代の呆れた実態

先日、文部科学大臣が「ゆとり世代」を擁護する発言をしたそうです。「ゆとり世代」というのは、最近ではインターネット上で他人を罵倒する為の言葉になっているそうですが、その実態たるや驚くべきものです。

以下に、私が担当した学生たちの有様を紹介しましょう。

彼らは今年19歳ですから、まさに「ゆとり教育世代」。

彼らは私が担当した13回の講義で4本のエッセイ・論文、6冊の新書・単行本をテキストとして通読し、毎回その内容を要約したレポートを提出しました。最初の頃のレポートの質たるや悲惨なものでしたが、半年の間に彼らの書くレポートの質はぐんぐん向上し、終わり近くの数回など、殆ど文句の付けようのないレポートをコンスタントに書けるようになった学生さえ居る始末でした。

また彼らは「里山」「フェアトレード」などの言葉は知らなかったものの、知的好奇心は旺盛で、講師に講義時間外の学外での講義を2回も強要し、さらには学外講義の舞台となった里山や商店街についての感想・分析レポートを自主的に書いて提出する学生まで複数名出る有様。中でも某駅前商店街再開発についての分析など、講師でさえ思わずうなってしまう斬新なアイデアが提示されておりました。