いまさら猪谷千香『ギャラリーストーカー』読みましたが、この本はタイトルの付け方間違ってますね。
「日本のアート業界における、権力差を悪用した性犯罪の実態:2020年前後の事例を中心に」
が適切なんじゃないでしょうか? ギャラリーストーカーよりもヤバイのは業界人のおっさんたちによる性犯罪ですよこの本読む限り。中盤で登場する、テレビにも出てる気鋭の美術家とか、世界で活躍する超有名男性キュレーターとか、現代アートで有名な公立美術館の学芸員とか、誰なんでしょうねえ? こういう人たちが揃いもそろって業界でのコネをチラつかせて若い女性アーティストをレイプしたり体の関係を迫ったりしてるの、美大藝大志望の高校生は全員知っておくべき。
私の情報発信は「日本アート業界の実情を知らない素人」なんて言われることもありますが(はっきり言って知りたくないです無理無理無理)、アートとかより大きな「マーケティング」という枠組みではウェブを使ったダイレクトなアウトバウンドは一つの常識ですし、このToxicな業界を迂回する選択肢を提案するという意義もあると思ってやってます。ええ。