日本列島のオールドカヌーが一杯だゾ

 滋賀県立安土城考古博物館で「丸木舟の時代:琵琶湖と古代人」という企画展をやっています。

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 「Mother Lake」と称されているように、滋賀県のシンボルであり我が国の最大の淡水湖である琵琶湖。
 いにしえから今に至るまで、漁業・農業などの生業を通して、あるいは、湖上による列島規模の物流ルートとして、人々の生活と深く関わっています。
 滋賀県の遺跡の特徴でもある湖底・湖岸遺跡などの琵琶湖周辺にある遺跡からは縄文時代を中心に丸木舟をはじめとする舟が相次いで出土しており、総数は30艘にのぼります。これらの遺跡の発掘調査では、丸木舟が活躍した縄文時代の湖辺の生活を具体的に示す数多くの資料が得られています。
 今回の展覧会では、琵琶湖周辺から出土した縄文時代の丸木舟を中心に丸木舟をつくる技術とつかう生活の側面から湖国の縄文時代と丸木舟について考えます。
 また準構造船の船材や舟形木製品、船形埴輪などから、丸木舟以後の舟の変遷や舟を巡るマツリについても考えていきます。

■主な展示資料
・入江内湖遺跡出丸木舟・漆製品
(滋賀県教育委員会蔵)
・松原内湖遺跡出土丸木舟・櫂
              (滋賀県立琵琶湖博物館蔵)
・尾上浜遺跡出土丸木舟
          (滋賀県教育委員会蔵)
・長命寺湖底遺跡出土丸木舟
               (滋賀県立琵琶湖博物館蔵)
・水茎C遺跡出土品(土器)
           (滋賀県教育委員会蔵)
・弁天島遺跡出土品(土器・装飾品等)
            (滋賀県教育委員会蔵)
・粟津湖底遺跡出土品(土器・石器)
           (滋賀県立琵琶湖博物館蔵)
・滋賀里遺跡出土品(土器・骨角製品・石器等)       
            (安土城考古博物館蔵)
・竜ヶ崎A遺跡出土品(土器・櫂等)
             (滋賀県教育委員会蔵)
・下長遺跡出土準構造船部材    
        (守山市教育委員会蔵)
・新開4号墳出土船形埴輪    
            (栗東歴史民俗博物館蔵)

滋賀県立安土城考古博物館
〒521-1311 滋賀県蒲生郡安土町下豊浦6678
TEL0748-46-2424
FAX0748-46-6140
e-mail:gakugei@azuchi-museum.or.jp

鉄道: JR琵琶湖線「安土駅」より徒歩25分
JR琵琶湖線「安土駅」よりレンタサイクル9分
お車: 名神高速道路竜王.Cより車で約20分