1994年にヤップ・パラオ間の石貨運搬航海を行った「ムソウマル」号の航海の記録が手に入りました。このプロジェクトを行った「アルバトロス・クラブ」で代表をしておられた拓海広志さんが、直々に当時の資料を送ってくださったのです。本当にありがとうございました。
さて、この資料はカヌー建造から航海まで現地に居られた方の手記なのですが、なにぶん分量が多いのと、すいません、今、次の翻訳書の締め切り直前なので、中身をご紹介できるのはもう少し先になります。
とりあえず最初のところをちらりと読みましたが、『おじいさんのはじめての航海』でペサウ号を建造して小笠原まで航海をされたバーナード・ガアヤン酋長、ジョン・タマグヨロン酋長、大内青琥画伯の三人がカヌー建造前からこのプロジェクトに深く関わっておられたことが判明しました。
ヤップ島の航海カヌーおやじたちの情熱の火は消えていなかったんです。
こりゃあどう考えても、今ごろは天国で三艘目の航海カヌー作ってますよ皆さん。