エブリスタのコンテストに小説を投稿しました

予告していた通り、エブリスタのこちらのコンテストに小説「兵站貴族」を投稿しました。

あらすじ

「帝国歴1550年1月。

アルソウム連合王国の1個連隊が同盟国への出動を命じられた。
行き先は海を越えたグディニャ君主国最大の海港都市、イグリム。

しかしアルソウム連合王国は、海を越えての軍隊派遣など久しく経験していない。

何をどれだけ持っていけば良いのか、どれだけの船を、いつ、どこからどこに集めて、どのようにして2000人の歩兵を運べば良いのか。食糧はどこから買うのか。武器弾薬はどこに納品させるのか。装備品の通関手続きはどうなるのか。毎週、兵士たちに給料を支払うための現金はどうやって現地に運ぶのか。輸送費は。倉庫代は。

連隊主計担当参謀グウィルは、本来ならば最前線に出てはならない、やんごとなき身分でありながら、他に出来る人材が居ないという理由で、ギリギリまで連隊本部での兵站業務に取り組む。

その一方で、奇妙なことに、陸軍庁もグウィルの実家も、事態が慌ただしく展開する中、グウィルの進退について何の介入も行わないのだった。

「一人で一個師団(の予算)に相当する(身代金を取られかねない)男」グウィルを巡る宮廷政治と最前線の軍務の交錯の果てに明らかになる、予想外の事実とは何なのか。」

現在、3章までアップしています。