退屈はエンジニアを哲学者にする

「父ちゃん、衣食住って言うけど、それだけじゃ人生つまんないよな。楽しみがないと。」
「そんだけ揃ってたらあとは自分で楽しみを作れるだろう。」
「父ちゃん、人は何故、生きるんだと思う?」
「遊ぶために生きるって昔の歌があるけど」
※梁塵秘抄
「俺は色々考えてるんだけど、今の所、生きるために生きてるんじゃないかと思ってるんだよ。」
「トートロジーというやつだな。」
「人は何故生きるのかってのを考えるのは、最高の暇つぶしだよ。」
「お前、ただのエンジニアだと思ってたら、哲学者だったのか。」
「作りたいものがあるときはエンジニアだけど、暇な時は哲学者だよ。暇で暇でしょうがないときは、いつも人は何故生きるのかって考えてるよ。それを考えてたらいくらでも暇が潰せるよ。」
※暇で暇でしょうがないとき=小学校の授業中