クラウドファンディングで資金集めしてその後プロジェクト未実施になったらどうなるの?

去年の夏前にクラウドファンディングサイトで寄付金集めをしていて、コンセプトがちょっと気になったので何度かクラウドファンディングページにコメントさせていただいた出産施設情報検索サイト「ぱぱままっぷ」。

クラウドファンディングは8月に成立して100万円を調達したのですが、その後どうなったのかなと思って久しぶりに見てみました。

まず運営団体のウェブサイト。トップページには「ぱぱままっぷ」に関する新着情報無し。ブログにも情報無し。

ぱぱとままになるまえに
ぱぱとままになるまえには、ぱぱやままになりたい人を”のほほん”と増やしていく任意団体です。妊娠や出産前の世代に向けて、イベントやその他活動を行なっています。「全員が幸せな家庭を築いてほしい」という願いからはじまりました。

クラウドファンディングサイトの当該ページを確認したところ、今年1月に「ぱぱままっぷ」公式フェイスブックページを開設していました。そちらでは1月中に投稿4件。以降は投稿無し。

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もともと、クラウドファンディングサイトに記述されたサイトの内容から考えると、富士通やSCSKに頼んで1000万円からのご相談くらいの仕様だと思います。サーバ代金も毎月2万円3万円はかかる。一度サイトを始めれば、クラウドファンディングという公共性の高い資金調達をした以上、継続性のあるものにしなければいけない。すなわちサイトを管理する人間の人件費も毎月コンスタントにかかる。

とすればですよ。

クラウドファンディングにエントリーする段階で事業計画書が出来ていてしかるべきだし、そこには相見積もりで見積もりを取ったサイト構築初期費用とレンタルサーバ費用と人件費概算が明記されており、事業収入をどこからどれだけ得るのかのプランが示されているべきであり、いつまでにサイトが立ち上がり、いつまでに単年度黒字を達成し、いつまでに事業の黒字化を達成する予定なのかを書いておくべきだったんではないか。

そういうものがあって初めて、じゃあこのプロジェクトに初期投資費用の一部を寄付してあげようかなとか判断出来るはず。違うか?

クラウドファンディング、良いコンセプトのサービスだとは思うのですが、資金調達した後、そのプロジェクトが未実施に終わった場合の扱いなど、色々とこれから整備していく必要があるのではないかと思いました。