今年のメーカーフェアで募集していた「こどもエンジニアもんだいかいけつアイデアコンテスト」。
入賞作が発表されたんですが、この基準から想像されたものとはかなり異なる、明後日感のきついラインナップで驚きました。
最優秀賞は・・・・よくわからんですがプロペラのついた箱をいっぱい飛ばしてそのプロペラの起こす風力で台風がこちらに来れないようにするというもの。
私には何が何やらさっぱり理解出来ません。
台風が来ることそのものが問題なのか? 台風来なかったら渇水になりますけど日本列島。
プロペラで台風を跳ね返す? よく考えろ、そのプロペラの生み出す風の方向はどっち向きだ? 台風に正対する方向ならその機械はそもそも飛行出来ない。飛行出来る方向にプロペラを回したら横風で姿勢制御出来ない。
そもそも台風一つのエネルギー量は全地球上の発電機をフル稼働させたよりも巨大だ。台風を跳ね返すにはそれ以上の出力のエネルギー源が必要だ。
これがエンジニア? これがもんだいかいけつ? これがユニークな発想?
なお、うちの息子が出したのは、屋外で食べられることも多いコンビニ弁当の容器のばらんが風で飛んでマイクロプラスチックごみにならないように、生産ラインで可倒式のばらんを容器本体に溶着しておくというアイデアだったんですが。
実際に既存の製造ラインに安価に追加出来るかとか、製品出荷時にスタッキング出来るかというところまで考えてたのがバカバカしくなるくらいに、
「子供ってこういう無茶苦茶なの考えるべきだよね」
ってやつが選ばれててズッコケた。
「ドラえもんのひみつどうぐアイデアコンテスト」
って名前付けるのは版権問題で出来なかったってやつかしら。
まあ、良いけど。選ぶ権利は100%運営側にあるので、そういうコンペだったんですねと感心しておきます。