悔し涙が流せるくらいの闘志があったら、人生、案外何とかなるらしいということを横浜で風のうわさに聞く。

私のゼミに居た時には、なりたい自分と現在の自分の壮大なギャップがあり、闘志が凄まじい勢いで空転して煙が上がっていた学生がですね。

その後、七転八倒し様々な場所を放浪しながら何かやっていて、卒業式の時には私の手を握って

「先生、私やっと先生が言っていた意味がわかりました! 自分で考えてやらないとダメなんだって。」

というようなことを言って卒業していったのですが

昨日、思わず一瞬聞き返してしまったくらいチョーでっかい広告屋さんに中途で採用されてバリバリ営業しているという噂が浜風とともに飛んで来てですね

安心もしましたし、感心もしました。

変わりたい気持ちとか闘志は少なくとも山のようにあったし、それが空転している時には私の前で悔し涙も流していたのですが、どっかで空転が止まったんでしょうね。大地をグリップしたんだ。偉いな。

何百万円だかのキャッシュを使ってリスクテイクしたはずですが、給料良い会社だからあと数年でブレイクイーブンまで行くんでしょう。偉い。

なりたい自分にガムシャラに。

先生としては疲労困憊して数ヶ月をリハビリに要したゼミだったけれども、ん~~~、やっぱり沢山の若者が変わるきっかけの一部にはなったんだろうなあ。

世の中面白いっすね。

闘志が大事なのか、やはり。
我が社にもそういう人材が5人くらい居たらと思うわけですが、居るのかな?