owned mediaで敢えて「客が帰るデザイン」をする理由

owned mediaのデザインについての覚書です。

なるべく多くの人にわかりやすく、なるべく短時間で見終わってもらうようにというのが大衆をターゲットにした事業ではとても大事。

だけれどもSDTRICKSのウェブサイトは敢えて長文をいっぱい載せ、ある種の人でないと読んでも意味がわからない情報も全部載せています。客を帰すウェブデザインです。

理由は一つ。ショボい売上しか無い事業ですがウェブ上では客を選んでいるからです。

現物を触ってもらったらお買い上げになる率は結構高いのがagnate2014です。現物を見て気に入ってくださる方はありがたいです。

一方でウェブ空間での商売(広義のEC)というのは、お買い上げいただいた後、ユーザーとして情報発信されることもあるゾーンです。だから、ウェブリテラシーや日本語のリテラシーやモノの価値を見抜く眼力を備えた方でないと、とても買う気が起きないようなウェブサイトにしています。ある意味で不遜な話ですが、ウェブ経由の弊社のお客様は消費者として一流、マスメディア経由でのブランディングや値札に並んだゼロの数に踊らない、自分自身の価値基準を確立しておられるお客様しか居ないと思っております。

目指しているのは、零細だけれども滅多なことでは潰れないECビジネス。そのためには倍々ゲームでお客様を増やしていくような売り方は自殺行為と考えています。