朝イチで卒論指導1件。
いわゆる「立教っぽい地域社会学(コミュニティとか絆をやたらに高く評価するやつ)」として綺麗にまとめることも出来るテーマで、なおかつ彼の学科ではそういうものが高く評価される一方、私の教える方法論では「立教っぽい地域社会学」が目を背けてきた経済的合理性や地域経営の持続可能性を容赦無く問うので(つまり、よその土地の人が収めた税金を引っ張って来てバラ撒いているとか、事業主体のマネジメントがグダグダでリーダーシップ不在とかの)、口頭試問であの人やあの人が副査に当たると相当叩かれるよと最初に念を押したけれど、それは覚悟の上ですとのことなので。
先日指示しておいた方法で調査しましたという結果を送ってきたのですが、案の定これは税金ダダ漏れ案件でした。この調査結果はそのまま卒論に使えるので、一旦この部分の調査は終了。次は扱うテーマの基本となる知識の見取り図を作る工程です。3冊ほど必読書を示した上で、CINIIでも文献を探して読んでみるように指示。