人文学にお金回して貰えないのは自業自得なんじゃないかと思った理由

佐村河内・新垣事件。

かつて一瞬所属していたJASPM(日本ポピュラー音楽学会)方面の研究者のアカウントを幾つか見てみたけど、完全に対岸の火事扱いで、事件も、諸々の関係者も、事件に関する様々な発言も、全部まとめて嘲笑モードだった。

これはマスメディアを通して架空の音楽家像が拡散され、それに付随してお金も人も色々動いたという点で、彼らの研究領域にも大いに関わる事件だと思うし、専門家としてそれぞれの専門分野からはこう見えるというのを分かりやすく語ったら大いに感謝されると思うんだが、まったくもって残念というか何というか。

こういう時、それぞれ准教授とか准教授とか准教授という肩書きを背負った研究者たちが、火の粉が降りかかってくるのを厭わず誠実に発言するという面倒を避けて嘲笑しているだけとなると、やはり人文系の学部や研究に公的資金が回らなくなっていくのは自業自得だよなと感じる。

そして、やはりこの連中と自分は根本的に相容れない世界観や価値観で生きていたということも再確認。さっさと離脱して正解だった。