先日のゼミOG(+元指導教員)会で吹き荒れた恋話ですけども、片隅で彫像と化しながら私が思ったのは、これ。
「ほらみなさい。私の言った通りになったでしょう。」
彼女たちが2年次の秋だったからもう2年半前ですね。フィールド調査実習の後のゼミ飲みの時に訊かれたことがあるんです。「先生、私こないだ彼氏と別れちゃったんですけど、どうやったら続くんですかぁ?」
その時私が答えたのはかなり希望の無い話でした。要旨としては「自分の見聞の範囲で言うと、大学生活の後半、就活から就職1年目2年目くらいで、大学時代の恋人関係の半分以上は破局するので、今の恋人は大学での恋人と割り切っておく方が良い。特に学生時代に結婚は鉄板(のように固い)と目されたカップルは、学生生活に極めて適合的だから上手くいっているケースが多いので、自分の知る限りでは全滅だった。」というもの。
蓋を開けてみればやはり、でしたね~。
学生から社会人へという環境の激変、生活パターンの激変。人生の中でもこれだけ大きな変化がある時期ってなかなか無いです。そして昨日の参与観察でわかったのは、入社後の研修生活の中で人間関係の重心が一気に会社の同期に動いていく現象も影響大ということ。ま、しゃーないです。そういうものですから。20年前からそうだったから。
というわけで、えーと皆様、前向きに毎日をお過ごし下さい。
「命短し恋せよ乙女
黒髪の色あせぬ間に
心の炎消えぬ間に
今日は再び来ぬものを」
(「ゴンドラの唄」より)