間もなく7月も終わりますね。各方面、順次夏休みに入る時期です。
3年生はいよいよ就活のプレリュードが鳴り始めて、早い子はもうOBOG訪問してますし、インターンシッププログラムも夏休みが本番。今日も教え子に個人的に紹介したゲキアツ丁稚系インターンシップの面接クリアしましたという報告がありました。
4年生は卒論(あるいは留年)からもう逃げられませんね。
そして新社会人の皆様。土曜日に一緒にスカイツリーまでSUP漕いで参りましたが、さすがにもう研修はどの会社も終わってそれぞれ配属先へ。早い人は本配属の部署での付け人修行も終わって、独り立ちしておられるそうです。
時の流れは誰に対しても平等です。
昨日も1年次からのお付き合いの3年生が進路の件でちょっと長めのメッセージをくれたんですが、内容以前に文章が上手くなったなあこの子・・・と惚れ惚れしてしまいました。必要なことだけを簡潔に、論理的に書きなさいと徹底的に絞り上げた甲斐もあったというもの。
そういえば最近、某老舗メーカー系B2B企業の事務職で働いている教え子からこんな相談もありました。自分の仕事は割と機械的な数値の管理で、正直これやっててどんなスキルが身につくのか疑問なんですが、このままで良いんでしょうか? 私からのアドバイスは、自分の担当の仕事に関わる全ての業務フロー、あるいはその業務フローを担う人々の慣習的な仕事のやり方の中で、「ここは無駄だよなあ」「ここは意味わかんないよなあ」という部分をリストアップして、自分なりの改善プランを作ってみなさいというもの。
特に事務職系の人ですと、上から言われたことを言われたようにやっていて給料が貰えますから、それで事足れりとしてしまいがちですが、それで3年後や5年後に転職しようとした時、「あなたはその会社で3年間何をやっていたのですか?」「言われたことだけを言われた通りにやってました」となるか、「こういう仕事を任され、このような改善を考案してこのような成果を上げました」となるか。多分、後者の方が雇う側からしたら魅力的だと思うんですよね~。
新社会人の方に限らず、学生さんだって、1年前の自分と今の自分を較べて、ここが進歩しましたってはっきり言えるようなものがあると、ああ進歩ってこうやって生み出すんだなあということを体感出来て良いんじゃないかと思います。特にクリエイティブ系の将来を夢見ている子にお勧めしたいんですが、この時までにこんな変化を実現させるというように、時限を切って、指標も明確化しておくと良いと思いますよ。同じ道を志すいつもの仲間たちと毎週飲み会して、熱い思いを語り合うとか、殆ど何の意味も無い、というより、お互いの傷をなめ合う感じになってむしろ有害ですから(これは同じ年頃に同じようなこともしてみた私の実体験に基づいています)。
白木屋や樹屋での熱い語りより、明確なKPI(Key Performance Indicators:重要業績評価指標)の設定と実績管理。これは間違いありません。