目指せ日本ファンタジーノベル大賞・一次推敲間もなく完了

刈り込みで捻出した文字数を使って、無事に全ての文章が連結されました。最初から最後までこれで一応、書き終わったことになります。

全体の一次推敲も8割がた終わり、説明や描写がクドかった部分はかなりすっきりしました。

自分が読みたいものを書いたんだから当たり前かもしれませんが、推敲していてもエモくてグッとくる部分が結構あるので、取り敢えず良かった。主観的には傑作が書けたので。

全体の構成をエクセルで可視化したおかげで、長すぎる章は分割して整理したし、作中での時間経過を再計算したら、最後の最後にファンタジーの風味もちょっとだけ乗せることが出来ました。鍵となる幾つかの章では記号論の仕組みを使って反復や変形を行っているのですが、この構造もより精度を上げられたかな。

息子に、300万円取れそうかと聞かれたんですが、3人いる審査員のうち2人(恩田陸・森見登美彦)はよく知らない人で、唯一知っている人はきっとこういうの好みじゃないんだよな。

萩尾望都先生のコメントがこれ

「ポオのような、乱歩のような、フランケンシュタインのような、ジョージ・R・R・マーティンのような、甘く切なく恐ろしい物語をお待ちします(趣味に走ってすみません!) 」

すいません。甘くないです。切なくもない。恐ろしくもない。奇跡なんか一つも起こらない。魔法使いも出てこない。妖精も神も魔物もいない。

でも、審査員の好みに合わせたチューニングはしません。自分が書きたいもの、表現したいものに妥協ゼロで参ります。

一次推敲は明日で完了。今月中は最後の仕上げに使い、募集開始の6月1日に投函します。